2月3日節分 豆まきのこと
ご存知でしょうか?節分に豆まきをしなくてもよい人がいるということを!!!
豆まきをしなくてもよいといわれているのは、
「渡辺」さんと「坂田」さん。
その由来のひとつが
「大江山鬼退治」の伝説です。
平安時代、京都の大江山を拠点とする鬼・酒呑童子(しゅてんどうじ)が、多くの鬼を従えて都を荒らしまわっていました。
そこで、
源頼光が「頼光四天王」(渡辺綱、坂田金時、碓井貞光、卜部季武)を連れて鬼退治に行き、見事に酒呑童子を退治します。
頼光四天王の筆頭で、剛勇で知られるのが渡辺綱(わたなべのつな)。
後日、酒呑童子の手下たちが、渡辺綱らに敵討ちをしようとしましたが、返り討ちにあい腕を切り落とされてしまいました。
それ以来、鬼たちは渡辺一門を恐れるようになり、渡辺姓の子孫にも近づかなくなったといわれています。
渡辺綱はワタナベ姓の祖といわれているため、漢字に関わらず「ワタナベさんには鬼が近づかないので豆まきをしなくてもよい」といわれるようになったとか。
また、同じく頼光四天王のひとり坂田金時には、鬼退治をはじめ数々の武勇伝があり、
渡辺姓同様
「坂田さんには鬼が近づかないので豆まきをしなくてもよい」という説があるそうです。
坂田金時は幼名を「金太郎」といい、足柄山で育った怪童・金太郎として伝説化されているそうです。
また、「鬼は外」と言ってはいけないケースもあるそうで
それは
名字に「鬼」のつく家!
鬼塚さん、鬼頭さん、鬼沢さん、九鬼さんなど名字に「鬼」のつく家は、「鬼は外」というと、自分たちを追い出してしまうことになるため「鬼は内」「鬼も内」など、「鬼は外」以外の口上が多いそうです。
また古くから続く商家では、
「鬼」は「大荷(おに)」に通じるため、大きな荷物が内(家・お店)に入らないと商売繁盛につながらないからと、「鬼は内」というところが多いとか。
あとは、鬼にゆかりのある地域や、鬼を祀っている社寺でも
大事な鬼を追い出してはいけないため、「鬼は外」とは言わず「福は内」だけだったり、
「鬼は内」「鬼も内」と言ったりするそうです。
【豆まき】一つ調べても
本当に多くのことを知ることができ大変楽しいですね
節分の豆まきが過ぎれば
立春
春です!!!