2023年  大寒

大寒(だいかん)とは、一年で一番寒さが厳しい頃を指す、ニ十四節気の最後の節気です。

そもそも、ニ十四節気ってなんなの?

という方、多いと思います。

私もそうでした(^^)

二十四節気は、古代中国(BC.770~BC.221の春秋戦国時代)で作られたとされる暦で、
季節の移り変わりを表す指標です。

「黄道」と呼ばれる太陽の通り道を24等分したもので、一つの節気はおよそ15日間です。

季節の変化が正確に細かく把握できる暦として農業で重宝されていました。

二十四節気は日本でもよく使われる季節の指標ですが、実際は季節感とズレがありますよね(^^)

例えば、立春(2月上旬)、立夏(5月上旬)、立秋(8月上旬)、立冬(11月上旬)に関しては、実際の季節と1~2ヶ月のズレを感じます。

その理由は、二十四節気が紀元前の中国(黄河流域)で生まれた指標で当時の中国と今の日本の平均気温を比較すると、暑さや寒さのピークに関して中国の方が1~2ヶ月早かったからとか。
そのため、二十四節気と実際の季節感にズレが生じると言われます。

ズレが生じると言われた、ニ十四節気ですが

2023年1月20日からの「大寒」は暦通り大変寒くなりそうです。

寒い寒い大寒の後には

「三寒四温」という言葉のように、寒い日が3日続くと、その後の4日は暖かくなり、寒い中にも少しだけ春の気配を感じる頃が待っていますよ^_^

ところで、

冬芽(ふゆめ・とうが)をご存知ですか?

呼び名は聞き慣れていなくても、あーあれね、とご存知な方多いと思います。

冬芽とは、葉を落とした枝についている塊。

例えば、桜の枝先に蕾の様なものがついていますよね。

あれです!

冬芽を分解してみると、中には小さく折りたたまれた葉や花の蕾が入っています。

小さな葉をむき出しで冬を越そうとしても、寒さで凍りついたり、鳥や虫に食べられたりして、春を迎えることは難しいので

そうしたリスクを避けるため、樹木は厚い衣で葉や蕾を覆い毛皮を着込むなどの対策をしています。それが、冬芽、です。

その冬芽が、少しずつ少しずつ膨らむ姿を楽しむ、春を心待ちにすることも冬の醍醐味ですね♪